職人のしごと
Work of Craftsman
未来に森林をつなぐ。
それが、職人のしごと。
森林組合の職人のしごとは、
日々の活動がすぐに結果が出るものではありません。
例えば、今日苗を植えたものは、年月を積み重ね、
木材として伐採されるまで
4
0年も、5
0年もゆっくりと育てられます。
気の遠くなるような話かもしれませんが、
ゆっくりと時を重ね、ゆっくりと成長を見守って、
それが次の世代、そしてまた次の世代へと
受け継がれていくものなのです。
森林の職人は、そのゆっくりとした時の流れの中にいて
ずっと先の未来を見据えながら
しごとに取り組んでいるのです。
森林組合の仕事Our Works
五木村森林組合では、山主さんから管理委託を受けた
森林の育成、管理、木材加工を、主に4つのグループで取り組んでいます。
森林組合の職人たちCraftsmen
五木村森林組合は、山主さんから管理委託を受けた森林を育成・管理を行っています。その主役といえるのが、良質な木材を生産するために、日々森林に入り、コツコツと作業をしている森林の職人たちです。森林の仕事は、地域の自然環境を守ることであり、地域の暮らしを支えることでもあります。森林という、危険ととなりあわせの現場の中で、安全を確保するために注意を払い、徹底した確認を行い、お互いを信用して作業に取り組む職人たちこそが、50年、100年後の五木村の森林をつくりだしているのです。
職人の道具、
森林の重機たちCraftsman’s Tools &
Heavy Industrial Machines of the Forest
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01
Chain Saw
チェーンソー
森林仕事に欠かせない道具。森林組合に入ったら、まずはこのチェーンソーの使い方を学び、資格を取得します。いつでも最高のコンディションで使えるよう、刃の手入れは毎日欠かせません。
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02
Wedge
クサビ
主に、木を伐採する時に使うもの。チェーンソーで切れ目を入れたところにこのクサビを打ち込みんでいきます。クサビの入れ方で、伐倒方向を決めます。これが職人の技!
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03
Hammer
金槌
クサビとコンビで使う道具です。チェーンソーで切れ目を入れ、クサビを2個打ち込み、さらに金槌でたたいて伐倒方向に正確に倒していきます。
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04
Saw
ノコ
枝打ちの時に使用するノコ。このノコを自在に操ることができたら、森林育成のファーストステップクリア。
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05
Jika-tabi
地下足袋
森林での作業で欠かせない地下足袋。ふんばりがきいて、動きやすい。森林組合で販売しているものが人気だとか。
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06
Helmet
ヘルメット
安全性を確保するための必需品。ヘルメットは五木森林組合のロゴ入り。マイヘルメットで作業する職人も。
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07
Processor
プロセッサ
伐採した木材を、ローラーで送り出しながらカッターで枝などを切り払い、一定の長さに伐り揃える重機。
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08
Swingyarder
スイングヤーダ
集材作業に使う重機、スイングヤーダ。林業の現場は、伐採する作業場が広範囲にわたるため、ある程度の距離であればこの重機で対応できます。
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09
Forwarder
フォワーダ
集めた木材を運ぶ重機。整備されていない林道でも効率よく木材を運ぶことができます。ドライビングテクニックが必要!?